導入事例11
兵庫県立和田山特別支援学校様
URL:https://www.hyogo-c.ed.jp/~wadayama-sn/
兵庫県立和田山特別支援学校は、国の史跡に指定されている天空の城「竹田城」の麓にあり、平成9年には、高等部を設置し小・中・高と継続して系統立てた教育ができる環境と、併せて寄宿舎を設置し、文字どおり生活のすべてが自立への学びにつながる環境が整っている特別支援学校です。
今回、エンサップを導入いただいた経緯などを、高等部3学年主任の田渕伸司先生にお伺いしました。
Q1.田渕先生の役割は、どのような形でしょうか
A1. 知的障害を持った生徒の中でも軽度の子どもたちの生活単元学習(生単)の情報を担当しています。
情報モラルや生徒間のLINEトラブルなどの指導もしています。主教科は高校数学です。
エンサップの導入経緯
Q2.導入に至った理由は何でしょうか
A2. 3年前に受けた教員対象の中堅教諭等資質向上研修で紹介されたのがきっかけです。
実際に自分でやってみて、それから生徒たちに教えてみました。
エンサップの活用方法
Q3. 具体的に特別支援学校として、最初の時と、今では活用の仕方など変わってきてますか?
A3. 最初は、全体(先生が動画をみんなに見せる形)で一斉にやってみました。そうしたところ、手を挙げずに答えてしまう生徒や、その回答に対して意見を言う生徒がいたり、揉めそうな雰囲気になってしまった。
そこで、エンサップを参考に簡単なところだけ抜き出して授業(動画の内容から一部を切り抜いてプリントを用意)をしていましたが、3~4時間くらいかけて覚えれる子は覚えているけれど、覚えられない子は2つぐらいが限界だったりします。準備も大変でどこまでの成果があるか、こちらも把握ができないなと感じました。
それなら個人でやってもらおうと思って、「作業」という授業の中で「パソコン」を選んでいる生徒が3人いたので、去年はその3人に、スクールエンジニア検定を個人学習してもらいました。進捗に差が出てきたのを見て「やっぱり(個人差があるから)、直接やってもらった方がいいな」と思いました。こちら(教職員)の負担も正直すごく軽くて助かります。
意欲的に課題を待ち望んでいる様子
Q4. 現時点で感じている成果はございますか?
A4. 卒業生の中には、外部接続に非常に詳しくなり、教師が何と何を使うというと、自分から接続してくれていました。
今年度は、夏休みの課題にしますと事前に言っており、試験的に前のテレビで一度だけやってみましたが、「早くやってみたい」「絶対クリアする!」「ネットへの接続もちゃんと教えて」などと、数学の夏休み課題とは違い、明らかに意欲的に課題を待ち望んでいる様子が見受けられました。
ただ、難しすぎて一部の生徒はつまずくかと思いますが、合格証の発行が可能だったり、動画ごと「合格」マークがついたり、達成感を感じることができると思いました。
Q5. エンサップや当社への今後の期待や感想などお願いいたします。
A5. 始めてから時間が空くと、最終問題をクリアするのは難しく、クリアしてしまうと繰り返さなくなるのが残念かなと思いました。合格証も100%クリアのパーフェクト合格とかあれば、合格後もしばらく勉強してくれそうです。
●兵庫県立和田山特別支援学校の皆さんにもインタビューしてみました!
今後も、児童の皆さんが楽しくICTや情報モラルについて学んでいただけるように、エンサップのサービス改善を図っていきます。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
※掲載内容は、2024年9月時点のものです。