導入事例4
富士宮市教育委員会様
URL:http://www.city.fujinomiya.lg.jp/ 静岡県富士宮市は静岡県東部に位置し、北に世界文化遺産である富士山を有し、市内には市名の由来となった「富士山本宮浅間大社」があり古くから鳥居前町として栄えてきました。また、令和4年6月には市制施行80周年を迎えました。
ICT教育に関しては、教職員によるICT活用推進委員会を設置し、ICT機器の導入検討に加えて、研修会を企画・運営することで、児童生徒の情報スキルの育成はもちろんのこと、指導する教員のICT指導力向上にも取り組まれています。
今回、小学校22校、中学校13校の児童生徒にエンサップの導入をして頂いた経緯などを、富士宮市教育委員会 学校教育課 指導係 指導主事の田中様にお伺いしました。
GIGAスクール構想における役割
Q1.田中様の役割は、どのような形でしょうか
本市のICT教育の担当指導主事になります。具体的には次のようなことを行っています。
・GIGAスクール構想における端末導入時の機器選定、調達の際の事務局としての役割
・ICT活用推進委員会と協力し、教員のICT指導力向上を目的とした研修の企画運営
・ICT活用に関してのサポート業務
Q2.エンサップ導入のきっかけは何ですか
端末導入時から、情報モラルの指導については先生方も不安を抱えており、指導方法に課題を感じているところでした。そんな中、他市の事例を聞いたり調べたりする中で近隣の市で取り入れているエンサップという教材を知りました。
動画コンテンツがわかりやすく、実態に合わせて柔軟に使い方を変えられることもあり、各学校において情報モラル教育に活用できそうだと考えました。
導入の決め手は各学校のニーズに合っていたこと
Q3.エンサップ導入の決め手はなんでしょうか
学校のニーズに合った情報モラルの教材であることが一番の決め手です。新たに導入する教材は、他にも様々な指導を行っている先生方の負担にならず、子供たちも手軽に学べる教材であることが必要でした。
エンサップは動画コンテンツが分かりやすく、
①児童が学校や家庭など場所を選ばず、個別のペースで進められること、
②授業等で一斉視聴し指導することもできること
などから、学校の実態に合わせて柔軟に使い方を変えられるものでした。情報モラル教育のために大きな負担をかけることなく活用が見込めることから導入を決めました。また、無料という点も大きかったですね。
Q4.エンサップの印象をお聞かせください
CM等でも見ていて親近感があり、第一印象は面白そうだというイメージでした。実際にいくつか見てみると、動画の絵がポップで楽しく、学びたい内容を自分で選択できるところもよいと感じました。また、説明が簡潔で分かりやすく、短い時間で学べるので、子供たちだけでも続けられそうなイメージをもちました。
今後の活用方法
Q5.今後どのようにエンサップを活用していこうとお考えでしょうか?
エンサップの使い方は学校の実態に合わせて決めていただくことを考えています。学校や学級の全体指導で使うという学校もあれば、子供たちが自由にコンテンツを視聴して検定を受けるという使い方をしていく学校もあっていいと思っています。負担感が少ない使い方で、継続して使っていけるとよいと考えています。
しかしながら、ICT活用推進委員会では、情報モラルの指導に関して、学校間で指導に大きな差がないようにしたいと考えています。現在、情報教育全般において、年間指導計画(案)を整備し、学校へ情報提供しているところですので、そちらの見直しも行いながら、どの学校も同じ方向性で進めていきたいと考えています。
今後、小学校・中学校で活用していただけるよう、エンサップのコンテンツ強化を図っていきます。
田中様、本日は貴重なお時間ありがとうございました。
※掲載内容は、2022年10月時点のものです。