導入事例6

石川県能美市立浜小学校様

所在地:石川県能美市中町カ14
URL:https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/hamaxe/
石川県能美市立浜小学校は石川県の南部、加賀地方に位置し、市の西部は日本海に面しており、北部には手取川が流れる自然豊かな場所に位置しています。

今回、ICT関係のリーダーとして、校内のGIGAスクール構想推進のために研修運営も行っている岩原教諭、そしてスクールエンジニア検定に合格した7名の児童にお話を伺いました。

学校現場でのGIGAスクール構想の課題とは

Q1.GIGAスクール構想が始まり、情報モラルの点ではどのようなお悩みをお持ちでしたでしょうか?

第一は「YouTube依存症」です。能美市では、学校端末でYouTubeを観ることができる状態なのですが、家で観ているゲームの動画や自分が観たい動画をずっと観てしまう子が最初は多くいました。その際に、端末は学習用として市から借りていること、先生たちが履歴を見れることを伝えると、ほとんどの子は「正しい使い方にします」と控えるようになりました。

後は、学校の決まりとして「アップロードはしない。親に許可を取ってからにしよう。」と伝えていますが、難しいご家庭もあります。例えば、友達の許可も得てないのに2人で写ったものをTikTokにあげてしまうというケースですね、これらは把握しきれない部分があります。「学校としてルールを決めてほしい」という保護者からの要望もありますが、現在は何かあった場合その都度指導という形をとっています。

エンサップ導入経緯

Q2.エンサップの導入に至った理由は何でしょうか?

石川県のGIGA担当者への研修で、静岡大学の塩田准教授からご紹介いただきました。実際に自分がチャレンジして、例えば「問題のある書き込みがあればスクショを取る」などの、情報の新しさと検定の取り組みやすさ、内容のバランスの良さから管理職と検討し、導入を決めました。

Q3.エンサップの印象はどうでしたでしょうか?

児童にリテラシーを伝える際の教材として、対話形式の動画が分かりやすく感じました。
また、エンジニアの方がPCの基本的な構成から子どもに分かりやすく説明されていることに教材としての可能性を感じました。(機器トラブル対応など)実際にチャレンジしてみると自分自身も勉強になることがあり、子どもたちの財産になると思いました。

活用方法や成果

Q4. 何年生の児童を対象にエンサップをお使いいただいていますでしょうか?

初めは5, 6年生とパソコンクラブの4年生を中心として取り組み始めました。

クラスの中で1人2人とSE検定に合格する児童が出てきたところ、3年生の中でも合格者が出始めてきたので、現在は3年生も対象としています。

Q5. 現時点で感じている成果はございますか?

一番の成果は、児童が主体的に自分たちの端末の使い方のルールを考えることができたこと。
二番目の成果は、ネット上で児童同士が助け合う姿が見られるようになってきたことです。
子どもは飲み込みが早く柔軟なので、成長が早いと実感しています。

Q6. 浜小学校では端末の使い方のルール作りも児童たちが行っているとお聞きしました

最初は教職員が土台作りでルールを作成しました。

しかし、「あれはダメ」「これはダメ」とネガティブリストになってしまい、学校側がトラブル回避、管理のためのルールになってしまいました。
そこに納得がいかず、エンサップの【スクールエンジニア検定】を合格した児童なら、自分たちの学校の状況を踏まえて、端末の使い方のルールが作れるのではないかと思い、任せているところです。


児童インタビュー

Q7. エンサップを使ったことで、インターネットとかパソコンに詳しくなったと思いますか?

(児童全員)
はい!詳しくなりました。
(女子児童)
トラブルの対処方法や、無線についてなど私が知らないようなことが色々出てきてとても楽しかったです!

Q8. スクールエンジニア検定は難しかったですか?

(女子児童)
難しかったです。でも、わからない時は動画を見返したり、自分で調べたりしました。動画が問題形式で出てきたりしたので、とても分かりやすかったです。

浜小学校では、スクールエンジニア検定に合格した児童による端末の使い方のルールを考える等の取り組みも行っていました。
今後も、エンサップを通じて新しい取り組みが生まれるようサービス向上に努めてまいります。
岩原様、本日は貴重なお時間ありがとうございました。

※掲載内容は、2022年11月時点のものです。


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